戦後間もない昭和20年代初頭に製造された、ナショナル(松下電器)の「普及型受信機」真空管ラジオです。
木製キャビネットに縦長のスピーカーグリル、小さなダイヤル窓を備えたデザインは、戦前の雰囲気を色濃く残しており、戦前戦後の「過渡期のラジオ」といえる一台です。背面の銘板には「National 國民受信機」とあり、個別の型番表記はなく、戦後の生活復興期に広く流通した大衆向けモデルと思われます。電源スイッチは側面のトグル式で、戦前機材の面影も感じられる仕様です。ディスプレイやインテリア、蒐集コレクションにいかがでしょうか。
※経年によるキズ、汚れ、木部のスレなどが見られますが、昭和レトロな佇まいを保っています。※電源コードは交換されているようですが、中のコードがで断線しておりますので現状のままの使用は不可です。
サイズ約(幅24.4cm 奥行き16.2cm 高さ30cm)





